ご自宅でできる歯科セルフケア(ブラッシングやフロス、口腔衛生指導)

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セルフケアについて

ご自身ででできるセルフケア

ご自身ででできるセルフケア

歯周病の治療は、歯科医院で一度歯の掃除をしたら終わりではありません。
お口の中の健康を維持するためには、歯科医院での歯の清掃だけでなく、毎日の歯磨きなど患者様ご自身で行うお口の中のケアが大変重要になります。

例えば、歯の汚れが原因で歯肉炎(歯茎の腫れ/炎症)が起こっている患者様の場合、
歯石などの汚れを落としても、毎日の歯磨きで歯肉をキレイにしなければ炎症は治まりません。

ブラッシング

歯ブラシで一本一本丁寧に磨いていきます。
その時に注意するのは、歯ブラシに強い力をかけすぎないように、小刻みに動かすようにブラッシングしていくことです。当院の歯科衛生士がしっかりと歯磨きをご指導いたしますので、正しいブラッシングを覚えましょう。

デンタルフロス

デンタルフロスは歯と歯の間を掃除するための細い糸のようなものです。
歯と歯の間は歯垢(プラーク)がたまりやすい場所で、ブラッシングだけで汚れを落とすのは困難です。
そのため、デンタルフロスを使用し、歯と歯の間の歯垢を取り除くことが重要です。
フロスの使い方も歯科衛生士がしっかりティーチングします。

歯間ブラシ

歯間ブラシは、デンタルフロスと同様に、歯と歯の間などブラッシングでは歯垢が落としにくい箇所に使用します。
デンタルフロスと使い分けるポイントとして下記が主に上げられます。

  • ■歯と歯の間が比較的広い方
  • ■ブリッジ治療によって上からデンタルフロスが通せない方
  • ■デンタルフロスの使用に慣れない方(デンタルフロスを上手く扱うにはコツがいります)

正しい生活習慣

不規則な生活はリスクにつながります。

不規則な生活はリスクにつながります。

よく生活習慣病という言葉をお聞きすることがあるかと思います。
お口の中も実は同様で、不規則な生活習慣を送るとお口の環境は悪化してしまいます。
特に食生活の偏り、睡眠不足、は体内の免疫力を低下させてしまいますので、お口の中の細菌に感染しやすくなるというリスクにつながります。
そして、睡眠不足などからくるストレスもまた体に様々な悪影響を及ぼします。
お口の中も例外ではないのです。

一番注意してほしいのは歯周病

自覚症状がない大変恐ろしい感染症です。

自覚症状がない大変恐ろしい感染症です。

どうしても歯ブラシの当たりにくい場所など、患者様自身で行えるセルフケアには限界があります。歯と歯の間の隙間、奥歯の裏側、下の前歯の裏側、歯と歯茎の境目などです。
こういった場所には、歯磨きが不十分になりやすく、歯垢や歯石が沈着し、歯周病の原因となります。

歯周病は重度に進行するまでは自覚症状がない大変恐ろしい感染症です。
歯茎が腫れたり出血する場合は、歯周病の初期段階の可能性がありますので早めにご相談ください。
歯周病の詳細はこちら

セルフケアには限界があります

3~6ヶ月に一度は受診するようにしてください。

3~6ヶ月に一度は受診するようにしてください。

今まで様々な対策をお話ししてきましたが、それでもまだお口の中のケアは完璧ではありません。ここまで手を施しても微細な汚れはお口の中に蓄積しますので、歯科医院での定期的な検診が大変重要です。患者様のお口の状態にもよりますが、3~6ヶ月に一度は受診するようにしてください。セルフケアもプロフェッショナルケアも患者様の大切な歯を守るためには欠かせないのです。