デジタルレントゲン 被爆量

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2012.03.12

デジタルレントゲン 被爆量

こんにちは。上桂の浦田です。

東北地方太平洋沖地震から1年。

あの日はもちろん診療をしていて、全く地震のことはわからなかったのですが、

来院された患者さんが「ものすごい地震があったんやで」とおっしゃっていて、

それで地震があったことを知りました。

院長室のテレビをつけてみると、本当にありえない光景が繰り広げられていたのを覚えています。

 

被災者の方々、関係者の方々…御冥福をお祈りいたします。

 

 

この地震を端所として、原発事故が起きたのは周知の事実です。

この時よく耳にしたのが「被曝」という言葉でした。

「被曝」・・・放射線にさらされる。

「被爆」・・・原水爆の爆撃を受ける。

と、漢字の違いで意味が全く異なってくることを御存じでしたか?

もちろん、レントゲン撮影も「被曝」するわけですが、すべての歯、歯を支えている骨・・・沢山の情報を得るために、すべての患者さまにパノラマレントゲン撮影をさせて頂いています。

浅井歯科ではデジタルレントゲンを使用しています。デジタルレントゲンは従来のフィルム現像タイプのレントゲンより、1/10以下の少ない線量で撮影することができます

自然界からも放射線は放たれていて、

1日に受ける放射線量(世界平均)が「7μSv(マイクロシーベルト)」と言われています。

当院でお口全体を撮影するパノラマ撮影の場合の被曝量は。。。

 

「7μSv(マイクロシーベルト)」

実は一緒なんですね。

東京ーニューヨーク間を飛行機で往復したときに受ける線量は「200μSv」

つまり、デジタルパノラマ28.6枚分の被曝ということです。

また1年間に受ける放射線量は1500μSv。

デジタルパノラマ撮影214枚撮影することになります。

浅井歯科でも時々、「今月、他の部位をレントゲン撮ったんやけど・・・」など

被曝に対して不安がられる患者さんはおられますが、被曝量はごく少量といえます。

また、浅井歯科医院では撮影する患者さますべて、もちろんお子様にも防護衣の

着用を義務付けていますので、全く影響はないといえますし、安心して撮影していただくことができます。