こんにちは。上桂浅井歯科医院です。
段々と暖かくなってきて、桜も咲き始めましたが、みなさんもうお花見には行かれましたか?
過ごしやすい気候になってきたものの、朝晩はまだ少し寒さが残っているので
体調には気をつけてくださいね。
さて、前回のブログで「型採り」までご説明しましたので、今回は「模型作り」
についてお話したいと思います。
型採りが終わったら・・・
採得した印象になるべく早く石膏を流し込みます。
石膏は3種類あります。
①普通石膏(白)・・・対合歯(かみ合わせる相手の歯)の模型などに用います。
②硬石膏(黄)・・・入れ歯などの作製用模型に用います。
③超硬石膏(茶)・・・銀歯などの作製用模型に用います。
このように、目的や用途によって使い分けていて、硬くなるにつれて精度が良くなります。
また、石膏は固まる時に必ず「膨張」します。膨張を少なくするため、石膏を練る時は、メーカーが決めた混水比(水を混ぜる比率)を守って使用しなければなりません。
浅井歯科医院では混水比を守るために、電子混水比天びん「キチリ」を使用して、石膏を混ぜています。
まず、石膏の粉と水の量を量ります。
石膏に気泡が入らないように、粉と水を真空練和機で混ぜます。
バイブレーターを使用し、気泡が入らないように印象面に慎重に石膏を流して
流して・・・
割れないように厚みをつけるために盛ります。
石膏が流し終わったら、硬化するまでしばらく待ちます。
硬化したら・・・
石膏が割れないように
ゆっくりと・・・
印象から石膏をはずしていきます。
これで石膏模型の完成です。
次回は、模型から技工物(金属のつめもの)製作までの過程を御紹介します。
to be continued…