昔の入れ歯

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2017.08.24

昔の入れ歯

皆さんは昔、入れ歯がどんな素材で出来ていたかご存知でしょうか?

実は入れ歯というのは、なんと紀元前からありました。

日本で一番古い物では、木床義歯といって、木で出来た入れ歯です。

 

平安時代に手作りされたその木の入れ歯は、鎌倉時代には全国に普及しました。

実際に使われていたようで、嚙み合って削れた部分があったそうです。

 

木床義歯を作っていたのは、木の仏像を作る仏師でした。

歯が残っている部分は、ちゃんとくり抜いて作られており、むかしから日本人はとても手先が器用だったことが分かります。

 

入れ歯が合わなくなってくると、今でいう「入れ歯安定剤」を、昔はなんと和紙に水を含ませたもので作っていたそうです。

 

歯科医師は、昔は口内医と呼ばれ、抜歯や治療はしていたものの、木床義歯の作成は仏師に任せていたそうです。

 

技術が進み、外国でゴム製のものが開発された後からは、昭和に入ったあたりで現在のプラスチックの入れ歯というように進化していきました。

 

今では昔と違い、精密な型どりも可能になったため、お一人お一人のお口の形にピッタリと合うものが作れる時代になりました。

見た目も、本当に歯がある様に再現出来るようにもなりました。

一番いいのは入れ歯にならない様に、今ある歯を大切にする事ですが、やむを得ず歯を抜かないといけなくなったとしても、現代の技術で良い入れ歯をお作りします。

 

入れ歯は作ったら、たいていの場合は数回の調整が必要です。お痛みのある方や、新しく入れ歯を作り替えたい方はいつでも浅井歯科へ相談にいらして下さい。