フッ素について~ブログで学ぶ編~

スタッフブログスタッフブログ

2017.04.06

フッ素について~ブログで学ぶ編~

こんにちは。上桂浅井歯科です。

 

浅井歯科では、定期的におそうじに通って頂いている患者様にフッ素塗布を行っています。

そこで、今回フッ素の効果、応用方法についてお話したいと思います。

〈虫歯予防の3つの効果〉

①初期虫歯を治す。

歯は食事をするたびに、カルシウムやリンなどのミネラルが溶け出し(脱灰)、唾液によって溶け出した成分を戻します。(再石灰化)フッ素塗布を行うことで、再石灰化が促進され、初期虫歯を治すことができます。

②歯を強くする。

フッ素は再石灰化の時に、表面のエナメル質の成分と結びついて歯を強化します。歯を強くすることで、脱灰もしにくくなり初期虫歯の発生を防ぎます。

③虫歯菌の活動を抑える。

虫歯は虫歯菌の出した酸によって歯を溶かしていきますが、フッ素塗布を行うことで虫歯菌の活動が抑えられ、酸の量を減らします。

〈フッ素の応用方法〉

★歯科医院で行う方法

①歯面塗布法

歯の表面汚れを取り除いた後に塗布するものです。乳歯、永久歯どちらにも効果的ですが、生えたての歯には特に効果的です。3~4ヶ月ごとの定期的な塗布により、効果を高めます。

②イオン導入法

通電することでフッ素イオンを歯に効果的に取り込ませてようとする方法です。6ヶ月に一回行うことにより効果を高めます。

★家庭で行う方法

①フッ化物配合歯磨剤の利用

毎日の歯磨きに取り込むことで簡単に虫歯予防が出来ます。一日に2回以上の使用をおすすめします。また、使用後のうがいは歯にフッ素を残すためにも2回までにするとよりすると効果を発揮します。

②フッ化物洗口

永久歯が萌出し始める4,5歳から生えそろうまで続けると高い予防効果が得られます。ただし、ブクブクうがいが出来るようになってから行って下さい。毎日法と週一回法がありますが、週一回法だと忘れがちになってしまうので毎日法をおすすめします。

※フッ素は使えば虫歯にはならないというわけではありません。あくまで予防のためのものですので、定期的な歯科検診をおすすめします。

この機会にぜひご家族でフッ素を使ってみてください。

また、ご不明な点、質問等あればお気軽にスタッフにお聞きください。